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主な活動


 

日時:2011年3月14日(水)12:00-14:30
会場:ホテル・センチュリー静岡5階
「センチュリールーム」

 

 

 

静岡市内7クラブ合同例会


 

渡辺 憲治 会長 静岡西RC 渡辺 憲治 会長  ごあいさつ

 皆さんこんにちは。本日はご多忙の中7クラブ合同例会にご出席くださいまして誠に有難うございます。私は今年度静岡西ロータリークラブの会長をおおせつかっている渡辺憲治です。近くの南町で内科、呼吸器科を専門に開業しています。本日は宜しくお願い申し上げます。
 昨年の合同例会は忘れもしない、2011年3月11日に静岡日本平ロータリークラブがホストクラブで開催されました。例会はちょうど2時半ころ終了してクリニックに戻り診療中に、あの周期の長いなかなか止まない横揺れを経験しました。めまいと勘違いして脳梗塞になったと自己診断したとき、患者さんが「先生、ゆれてる!!」とさけびました。未曾有の大地震でした。あれから一年、復興は遅々として進まず、映像からは瓦礫の山が無残に写し出されています。2620地区としても支援の気持ちは切らさず、最善と思われる手を打ってきました。当初予定されていた奨学金制度は実行不能と判断され、地区の寄付金を再分配して被災地のロータリークラブに寄付いたしました。本年度RI 会長のカルヤン・バネルジー氏の「こころの中を見つめよう、博愛を広げるために」というテーマがくしくも我々ロータリアンを深く内省させる結果になりました
 本日はゲスト卓話者に浜松オンコロジーセンター院長、腫瘍内科医の渡辺亨先生をお迎えいたしました。「日本人の二人に一人は一生のうち一度はガンになる」と云われています。ということは、6から10人おじさんが集まればガンの人が一人はいるだろうということです。それほど身近になったガンの予防と検診についてガンにならないコツを伝授していただきます。
 私は「楽しい例会」はどうしたら実現するのか考え、アカペラ、マイクなしで毎回「元気ソング」を歌うことにしました。今日の「元気ソング」は「朝だ元気で」です。


 

◆出席報告

静本日のクラブ参加者報告
静岡RC 57名
静岡東RC 41名
静岡南RC 20名
静岡日本平RC 29名
静岡中央RC 29名
静岡北RC 20名
静岡西RC 33名

 


渡辺 亨氏

 

「街角がん治療」
〜奥様を愛するロータリアンのためのがん知識〜

 

渡辺 亨氏

 家庭を顧みず企業戦士として働きつづけ、定年後は、奥様と一緒に海外旅行を楽しみたいと言っていた矢先に大腸がんが見つかったAさん、手塩にかけて育てたひとり娘が22才で子宮頸がんと診断され子宮全摘術をうけ、楽しみにしていた孫をもつこともできず、さらに娘さんが30才前に亡くなり悲嘆の日々を送っているBさん、単身赴任中に奥さんから、乳がんで手後れと言われたと電話があり、1年ぶりに家に帰り、奥さんの胸を見るとそこには10cmの大きさの乳がんができているのを見て愕然としたCさん・・・。
 高校生のころからタバコの味を覚え、毎日40本のヘビースモーカー、社長に昇進したとたんに、痰に血が混じるようになり、頭痛も激しく病院を受診したところ、肺がんの脳転移、余命1年と宣告されたDさん。元気で長生きをしたいと願う私たちにとって、がんはあまりに無情にその希望を奪っていきます。
 がんという病気がいかに恐ろしいか、だから、予防、検診がとても大切ですよ、ということを国民に伝えるため、厚生労働省は「二人に一人はがんに罹患する、そして、三人に一人はがんで死亡する」という数字を出しています。しかし、そういわれてもぴんときません。しかし、俺は大丈夫だ、とか、タバコをやめるんだったら死んだほうがましだ、と豪語していた人が、最愛の奥さんに進行した乳がんが見つかり、同じころに自分も「小細胞がん」が見つかり、しかもすでに脳に転移していたことがわかり、そこで、どうにかなりませんか、助けてください、と言われても私たちも困り果てます。
 がんは、とても身近であって、大変恐ろしいけども、予防、検診など、やることをきちんとやっていけばどうにかなります。
 奥様、お嬢様、ご家族を愛し、隣人を愛し、そして社会を背負って立つロータリアンの皆さん自身のために、今日は、がんの予防、検診、そして治療の話を少し、させていただきたいと思います。

キーワード:
予防:がんにかからないようにすること
タバコをやめる、お酒をひかえる、
適度な運動を続ける
複数のセックスパートナーを持たない
子宮頸がんワクチンを接種
(タモキシフェン、ラロキシフェン)
ピロリ菌を除菌する

検診:がんを治る段階でみつけること
前立腺がん検診(血液検査でPSAを測定する)
乳がん検診(マンモグラフィ)
子宮頸がん検診(細胞診)
胃がん検診(内視鏡、ABC検診)
大腸がん検診(便潜血検査、内視鏡検査)

 



  ■プロフィール 
1955年浜松生まれ。腫瘍内科医。北海道大学医学部卒、国立がんセンター中央病院
内科医長を経て、05年、郷里に浜松オンコロジーセンターを開設。センター長。
著書に「がんになったらすぐ読む本」(朝日文庫)など。

 


 


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