ロータリー財団の卓話ということでお喚び頂きましてありがとうございます。まず、長嶋会長ベネファクター、誠にありがとうございます。ベテランの方がたくさんいらっしゃる中での卓話ということで緊張しますが、皆さんにわかりやすいように説明させていただきたいと思います。
財団は「お金を集めているだけでしょ?」と言われますが、財団のお金の使い方を説明していきたいと思います。ロータリーが1905年に誕生しましたが、「何か良いことをしよう」とシンプルな考え方により、1917年に財団が生まれました。「知り合いを広げることによって奉仕の機会にすること」が財団の意義、ロータリーの意義になっています。初めは友達を広げることだけでよかったロータリーですが、他の団体と違ったところを見せるために、奉仕に取り組んでいこう、奉仕をするうえで、財団を使っていくという流れになっています。独自の資金モデルを用いて資金を運用し、ロータリーが奉仕活動をするために資金をサポートするのがロータリー財団です。国際ロータリーがロータリー財団を使わないと、財団の存在価値がありません。皆さんには、ロータリー財団をどう使ってやろうと言うことを考えて頂きたいです。
グローバル補助金につきましては、クラブの大きさに関係なく、300万円を使っていただけますので、大きな奉仕事業を行うことができます。2つのポイントとして、「6つの重点分野」、「2つの国が連携しての共同プロジェクトである」ことが必要となります。企画さえしっかりすれば、クラブ自体は1,500ドル程度の支出で事業が可能ですので、ぜひグローバル補助金を利用していただきたいと思います。
非持続的、排泄物のみ、人が唯一の宿主であること、などから、ポリオは必ず根絶できます。WHOは、アフリカでポリオが根絶されたと宣言しまして、残るはアフガンとパキスタン2カ国になりました。この2カ国は内紛があり難しい地域ですが、必ず根絶できると言うことです。ロータリーの先輩方が40年頑張ってきましたので、私達の手で決着を付けたいと思っていますので、ぜひ皆様のご理解をいただきたいと思います。