太陽光発電業界に対して、昨年の3月から大きく周りの見方が変わってきました。震災後の状況をご紹介しながら、お話しさせていただきます。
　原発の状況として、54基のうち、北海道の泊発電所の3号機のみが稼働しています。また、関西電力の大飯発電所が再稼働するかどうかが注目されています。多くの世論は原発は止めたいという意見が多いようです。
　最近の資料から、昨年度の原子力が占める割合が10.7%まで落ちたという記事がありました。
　少しでも安全で安心な、枯渇しないエネルギーとして、太陽光発電がさらに注目されています。御存知かと思いますが、ドイツやスペインの導入が特に盛んですが、日本が現在3位となっています。
　パネルには単結晶、多結晶など色々な種類がありますが、最近増えてきているのが、単結晶タイプで、少ない面積で沢山発電できるのが特徴です。
　住宅用太陽光発電が増えてきていますが、件数で言いますと27万件くらまで広がってきています。5年前くらいは、5万〜6万件という数字でした。前年比で140%という市場です。
　静岡県は全国で見ても、盛んな県で、全国6位の設置件数となっています。都道府県別普及率では、全国12位、一戸建て住宅の普及率では4%となっています。
　余剰電力の買い取りについてですが、産業用に関しましては、7月より全量買い取りが始まります。現在の買い取り価格は42円でしたが、今年の6月まで延長され、6月までに申し込んで、9月末までに工事を完了させれば、10年間この金額で適応となります。
　太陽光発電の電力を高く買い取ってもらうために、太陽光発電を付けていない家庭も、太陽光発電を促進するための付加金を支払わなければなりません。一般的な家庭での付加金は月額18円程度となっており、普及率がさらに上がってくると、33円くらいになると思われます。
　10kw未満であれば、住宅用として扱われ、補助金が出ますので、アパートや余った土地に付ける方が増えています。大きな屋根や余った土地を持っている方は是非ご検討いただければと思います。
　また何か分からないことなどございまいたら、お気軽にご相談ください。