ガバナー補佐のお話し〜大震災からの福島と私〜
ガバナー補佐の公式訪問ということで少しお話させていただきます。「Be a gift to the world（世界へのプレゼントになろう）」という目標で7月から始まって、もうあと2ヶ月ちょっとです。いろいろ協力していただいて、ありがとうございました。ガバナーからは、残り2ヶ月の間で目標を達成していないところは、皆さんで協力してくださいと達がありました。特に会員拡大をやってもらいたいとのことです。退会者が多いのは、3月4月の転勤、圧倒的に多いのが6月ですので、退会防止に全力をあげてもらうことが会員増強にもつながると思います。
また、以前お願いしました、ロータリーカードの加入率ですが、2620地区は全国で2番目だそうです。間接的にロータリー財団への寄付になりますので、ぜひ加入をお願いいたします。
大震災から5年ということで、お話させていただきます。福島県には、原子力発電所が10基あります。資料の赤で囲ってある部分は、今現在、10万人が避難して、5年経っても戻れない地域です。周りの20kmの地域では、戻ってきてもいいですよと言われても、戻ってこない人が多い地域です。山梨会長の話でありましたが、神社、お寺、お祭りなど、故郷を取り上げられてしまいました。みなバラバラになってしまったので、同級生の会合などもできない状況です。
「広島や長崎に原子爆弾が投下されてもすぐ戻ったのに、福島県は5年も経ってなぜもどれないんだ」とよく聞かれます。政府や東京電力が出したセシウムの量ですが、広島の原子爆弾の約168.5倍になります。原子力発電所のことについて、よく説明されていませんが、発電を止めても、放射能は出っ放しの状態になります。また、熱を持ってしまうので、冷やし続けなければなりません。今止まっている日本中の原発は、大量の水を使って冷やされています。1秒間に8トンの水を使用するようです。
私の親戚も熊本におりますが、福島のような放射の事故がなければいいなと思います。放射能は目にも見えず、匂いもしない、どこから危ないか全然わかりません。
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