クラブ週報

前回１月２２日には、ChatGPT/生成AIのリスクとそのリスクと共存することをお話しさせていただきました。
本日は、具体的にChatGPTを使っていく上での注意点等をお話ししたいと思います。これは、全て研修で教わった内容であり私見等は全く入っていません。
では、Chat　GPT使用上の注意点１０です。
・ChatGPTは、最新情報を持っていません。
・ChatGPTは、検索はできません。
・AIと検索を同時に使う場合は、Microsoft　BingやGoogle　Bard、拡張機能を使うこと。
・ChatGPTは、計算が苦手です。
・ChatGPTは、でたらめな回答をすることがある。
・ChatGPTに、個人情報や機密事項を入力しない。
・法人等で活用する場合は、ChatGPTの設定画面から学習モードをOFFにするか、社内マニュアルを作るといい。
・AI等で作成したものが、著作権等の侵害にならないように注意する。
・ChatGPTは、言葉をつなげているだけで、正解や感情は理解していない。
・無料版のGPT3.5より、有料版GPT4の方が精度が高い。
つぎは、押さえておきたいプロンプト（AIなどの対話形式のシステムにおいて、ユーザが入力する指示や質問のこと）の基礎です。
・具体的に質問する。例えば、日本の歴史を教えて→江戸時代の代表的な政策を３つ教えて。
・表現を指定する。子供でも分かるように。箇条書きで。３００字で答えて。
・役割を与える。あなたはプロの小説家です。１０歳の少年として。
・例を与える。以下の見本を参考にして、子供向けのイベントを教えて。
・会話のキャッチボール。一度の質問で終わらずに、会話を繰り返すことも有効。
次に、ChatGPTの10大用法です。
・文章の要約。あなたは、プロの編集者です。以下の文章を３００字程度で要約して下さい。
・文章の校正。以下の文章を１００点満点で評価して、改善案を提案してください。
・説明させる。市役所で働く魅力を、子供向けに説明してください。
・文章・資料の作成。クライアントにスケジュール変更の連絡をするメール文を作成してください。
・会話・相談。マスクを外すべきか、AさんとBさんの二人で議論を始めてください。
・アイデア出し。抹茶を活用した新商品のアイディアを５つ挙げてください。
・分析・抽出。～の手続きで、お客様がつまづきやすいポイントを挙げてください。
・変換・翻訳。以下の文章を、子供向けに言い換えてください。
・リサーチ。エクセルの使い方を解説したWEBサイトを３つ挙げて説明してください。
・その他。40人の生徒がいます。席替え表を作成してください。
これらが特徴のようですが、私が一番注目したのは、ChatGPTに追加学習をさせてアプリ化することです。特化型AIというのだそうですが、例えば、法律相談AI、就活支援AI、英会話AI等々です。これらができれば、ちょっと困った。法律相談AIに聞いてみよう。会社の面接です。履歴書は、これで作って見栄えをよくしよう。なんてことが簡単にできます。
これからは、個々の能力とは何なのか。勉強は何のためにするのかが判らなくなります。
特に若い人は、乗り遅れないでください。