2023年度-2024年度
令和6年2月19日(月)【第1571回】例会
日時 | 2024年2月19日(月) |
---|---|
会場 | 中島屋グランドホテル |
ロータリーソング | 我等の生業 |
ソングリーダー | 渡邊悠人 |
会長の時間
大杉 淳
20240219 会長の時間
今日は、トムスの山崎様をお迎えしており、前回は、時間が無くなり大変失礼なことをしてしまいました。改めて、謝罪申し上げます。
ということで、今日は、巻き巻きで行きますので、よろしくお願いいたします。
前回、前々回と生成AI、ChatGPT の話をさせていただきましたが、何分自分の理解度とマッチしていない話は、説得力もなく、良くないことだと実感した次第です。
その際に話しました、唯一理解している内容として、業務で生成AIやChatGPTを使う場合、もしくは、社員が勝手に使っている場合がありますが、会社として、何かあった場合に備えて、規程やガイドラインを作って、周知させることが企業防衛上大切だとお話しした記憶があります。
当社も、この研修を受けた多分社長の一声だと思いますが、早速生成AI利用規程とガイドラインが今月制定されました。
最近の傾向として、社員が行った個人情報の漏洩、著作権侵害、そのほかの結果としての犯罪行為が企業の使用者責任に問われることが多くあります。私の印象では、自分たちが思っている以上の判断が下される傾向にあります。少なくとも規程もしくはガイドラインを制定して、周知させておくことをお勧めします。
内容に関しては、時間がかかりますので割愛しますが、皆様が制定を考える場合は、当社では、2023年10月に改訂された、一般社団法人日本ディープラーニング協会の「生成AIの利用ガイドライン」、や東京都デジタルサービス局の「文章生成AI利活用ガイドライン」を参考にしたようですので、一度覗いてみてください。
以上が本日の私の話です。
今日は、トムスの山崎様をお迎えしており、前回は、時間が無くなり大変失礼なことをしてしまいました。改めて、謝罪申し上げます。
ということで、今日は、巻き巻きで行きますので、よろしくお願いいたします。
前回、前々回と生成AI、ChatGPT の話をさせていただきましたが、何分自分の理解度とマッチしていない話は、説得力もなく、良くないことだと実感した次第です。
その際に話しました、唯一理解している内容として、業務で生成AIやChatGPTを使う場合、もしくは、社員が勝手に使っている場合がありますが、会社として、何かあった場合に備えて、規程やガイドラインを作って、周知させることが企業防衛上大切だとお話しした記憶があります。
当社も、この研修を受けた多分社長の一声だと思いますが、早速生成AI利用規程とガイドラインが今月制定されました。
最近の傾向として、社員が行った個人情報の漏洩、著作権侵害、そのほかの結果としての犯罪行為が企業の使用者責任に問われることが多くあります。私の印象では、自分たちが思っている以上の判断が下される傾向にあります。少なくとも規程もしくはガイドラインを制定して、周知させておくことをお勧めします。
内容に関しては、時間がかかりますので割愛しますが、皆様が制定を考える場合は、当社では、2023年10月に改訂された、一般社団法人日本ディープラーニング協会の「生成AIの利用ガイドライン」、や東京都デジタルサービス局の「文章生成AI利活用ガイドライン」を参考にしたようですので、一度覗いてみてください。
以上が本日の私の話です。
幹事報告
日程報告
3月2日(土) IM 日本平ホテル
3月10(日) 静岡中央ロータリークラブカップ 少年ラグビー大会
3月2日(土) IM 日本平ホテル
3月10(日) 静岡中央ロータリークラブカップ 少年ラグビー大会
出席報告
担当:川島啓晃
会員数 | 49名 |
---|---|
出席人数 | 35名 |
出席率 | 71.4% |
スマイル報告
発表者:依田邦彦
会員からのスマイル 総額/30.000円
<ダブル>
海野会員 結婚記念日のお花ありがとうございました
川島会員 結婚記念日のお花ありがとうございました
是永会員 誕生日のお花ありがとうございました
花城会員 誕生日のお花ありがとうございました
針谷会員 スマイルマンデーします
堀川会員 結婚記念日のお花ありがとうございました
<大口>
伊藤会員 スマイルします
<スマイルマンデー>
大杉会長 安藤幹事 米澤副幹事 藤田委員長 望月会員 原川会員 鈴木会員 川田会員 柳瀬会員 橋本会員 佐野会員 小林委員長 南条会員
山田委員長
※あいうえお順
<ダブル>
海野会員 結婚記念日のお花ありがとうございました
川島会員 結婚記念日のお花ありがとうございました
是永会員 誕生日のお花ありがとうございました
花城会員 誕生日のお花ありがとうございました
針谷会員 スマイルマンデーします
堀川会員 結婚記念日のお花ありがとうございました
<大口>
伊藤会員 スマイルします
<スマイルマンデー>
大杉会長 安藤幹事 米澤副幹事 藤田委員長 望月会員 原川会員 鈴木会員 川田会員 柳瀬会員 橋本会員 佐野会員 小林委員長 南条会員
山田委員長
※あいうえお順
外部卓話
ご紹介預かりました、ヤマザキと申します。皆さん、本日はどうもよろしくお願いいたします。
2回お話ができるという大変貴重な機会をいただきまして、ありがとうございます。本日は「明日からできるDXの始め方」ということで皆さんに何か1つでも得て持って帰っていただいて明日から会社で1つでもやってみよう。という風になっていただけたら嬉しくご用意させていただきました。
自己紹介からお話させてください、ヤマザキと申しまして、SBS静岡新聞のグループ会社、マーケティング会社のトムスという会社の外部社員として 現在イベント登壇であったり、SNS発信を実名、顔を出しで行っております。個人的には2016年の夏に東京から地元にUターンをして帰ってきました。家庭では現在、7歳と5歳と2歳の3人の子供の育児をしております。
仕事としては、 地元の小さい会社、お店のマーケティングとDXの実装を支援するという、コンサルではなく自分たちでできるようになるお手伝いをするということをしております。また、株式会社ヤマザキスポーツという紺屋町に父から続いている、70年ほどの会社の事業承継を 2022年しましてこちらの代表を勤めております。元々は、スポーツ事業をしておりまして、体育施設であったり、体操着だったり取り扱ってたんですけれども、30年ほど前にお店は閉めて会社は休眠状態でした。私が独立をするというタイミングで事業承継をして、事業を転換してDXとマーケティングの支援という形で事業をしております。
簡単な事業内容としては、静岡マーケティングサロンという、20代、30代を中心としたマーケティングを学び合うコミュニティを現在110名ほどで行わせていただいております。先週の金曜日に静岡東邦会館のスクリーンを貸し切って、マーケティングプレゼン対決というものを催させていただきました。県内内外から、経営者の方が200名ほど集まりました。このような活動をしております。
また、DXの事業ではDXの人材の育成、 DX活用の支援というのをさせていただいております。マーケティングサロンはオンラインサロンと いう形でやっておりますが今日はDXがテーマですので、少し割愛をさせていただきます。
今回のテーマ、DX、デジタルトランスフォーメーションという言葉です。
皆さん、どういった印象を受けるでしょうか。皆さんも前回のあの短い時間で終わった後に自分たちの会社でこんなことやったよとか、実際こういうツール入れて今やってるよっていうお話を、何人かの方にしていただきました。やはり皆さんアンテナが高くて実行力のある経営者様だなという風に実感したことを覚えております。
デジタルを使って仕事のやり方を変えるというのを私は専門用語を使わずにDXの説明をしております。大事なことは、 仕事のやり方を変えること。このデジタルのっていうところよりもこのxの部分が大事だということをずっとお伝えしてきております。
その結果、皆さんデラックスに業績を伸ばす、成果を上げる。これが最終的な目的となることを忘れずに目の前の仕事をデジタル化するだけではそれは目的 ではなくて、手段となりますので、とにかく、今のやり方を疑って、業績を伸ばす。こちらがDXの本質かなと いう風に私は考えております。デジタルにこだわる必要はなく、デジタルをきっかけにして、先ほど、会長からご指摘ありました生成AIが、昨年非常に話題になりました。それもですね、きっかけの1つで、自分の今の仕事をAI使って、何か効率化できないかな。
もしくはある企業さんでは、AIを使ったワークショップを開いて、採用活動をしています。要は、AIと言うと学生の皆さん注目を集めていますので、採用活動の集客をする、、きっかけ、下心丸出しでいいと思います。きっかけとしてデジタルであったり、AIを活用して、とにかく業績を伸ばし、こちらにフォーカスするのがDXかなと思います。
今回、ロータリーの目的の中でDXを進めるというところが1つあるという風にお伝えいただきました。例えば、運営のスリム化であったり、 運営の負担を減らすためにペーパーレスをしたり、いろんなツールを使うというものがあります。ただその目の前の業務をデジタル化するだけではなくて、本質的に今やっていることってやる必要ある?というのを見直すというところをお話をよくさせていただいてます。
よくお話してるのが、IT化とデジタル化の違いの部分があります。
台湾のIT大臣のオードリータンという方が言っている言葉、非常に共感できるんですが、ITというのは機械同士をつなげるもので、デジタルというのはとにかく人が いるものだよという風に言われています。私もDXをやる意味としては、ツールを導入して業務の効率化をするというところに目が当てられがちなんですけれどももっと大事なことは、DXを取り組むことによって、今までやってきた仕事のこの普遍的な価値だったりやり方を、見直す。働き方、会社のあり方、これでいいのかな?お客さんとの対応、これが ベストなのかな?見直す、そのプロセスにこそ、本当の価値があると いう風にお伝えをしており、実行している企業は業績を伸ばしているという結果が出ていると思います。
本日1つの結論としてはコスト削減であったり、生産性向上というのが短期的な目標にはなるのですが、その先にあるのはそれによって実現する利益の増加、そして業績のアップ、もしくは先ほど言いました採用の部分。これまでの仕事を見直すことによってそこの成果を上げるということがDXだと思います。
DXの全体感っていうのを今お話をさせていただいたんですが、身近な事例というのをお持ちしてきました。
これが私の仲間でもあります上足洗でお花屋さんをやっております、花のある暮らし研究所というお花屋さんです。コロナ禍に独立をして、オープンをしております。
このお花屋さん、知ってるよっていう方、いらっしゃいますか。こちらのお店お花は売っているんですけれども、全部サブスクで受け取り放題となっております。コースが3つあり、2200円と、3300円、4500円と、松竹梅のコースございます。すごいのが、1日あたりの来店者数、 120人来るんです。もう毎日毎日、おばあちゃんであったり、お母さんであったり、おじいちゃんであったり、お花のブーケを取りに来れる、そういったコースがあるので、そこで来られる方がいる。
プラスα、例えばじゃあお祝い事があった時に、ここでお花を買ったり、あとは、開店祝いで、お花を送ったりすると。
ここが提供しているのはお花ではない。お花は1つのコミュニケーションの手段で、提供したいのは、日常に花のあるという暮らしを提供したいと いう思いで店名も含めて所長の中村さんが提供をしております。
元々のお花ビジネスモデルっていったところをやっぱり見直して、何か最新のツールを導入したというわけではありません。
サブスクリリプション、いわゆる月額型というビジネスモデルを導入をして新しいお花屋さんの形っていうのを提供しております。これは1つのDXの事例かなという風に思います。今までのお花屋さんのやり方を疑ってやり方を変える。
ここサブスクの会員さんは、お客さんとは呼びません、 研究生という風に呼ぶんです。、研究生の所長が店長さんで、研究生さんが自分たちでそこのサブスクで受け取ったお花をこんな風にいけましたとか、こんな風なアレンジをしてみましたっていうのを、instagramであげてくれます。
これを見た他のお友達だったり、フォロワーさんが、これどこのお花屋さん。っていう風に気になって、また会員になると。これがsnsマーケティングなんていう風に言われるんです。今まで商店街のお魚屋さん、八百屋さんとかがやってきた、いわゆる接客がsnsになりlineになったりしてるだけなんです。 なので僕の父親ともよく話をするんですけれども、昔の紺屋町の商店街どうだったとか、七間町ってどうだったっていう話をすると、やはりそこに行けば何かしら出会いがあり、何か買いに行くんじゃなくて、ただそこぶらぶらと歩きたい。それが今しづらい世の中になった中で、例えばこういうサブスクリプションというビジネスモデルを構築 することによってコミュニケーションを生むという活用をしております。
今実際に、ハパスというサービスを展開をして、上足洗エリアだけではなくて、例えば他のエリア、 静岡の駅の周りなどで、その連携するお花屋さんと同じようにブーケを受け取れるサービスを展開などしております。
このように何をやったらDXか。どのツールを使ったらいいかっていうことではなくて、今の経営課題が何で、それに対して、やり方っていうのを見直して新しい方法を模索する、のがDXなのかなっていう風に思います。
会社の現実みたいなところもお話しできたらと思います。今お話しした姿は理想なんですけれども、実際、組織の問題、人の問題、難しいよというところをよく直面してきました。社長は、どんどん失敗を恐れずやってみようという風に言うと思います。
ただ現場の社員さん、中間管理職の方は、いやいや、評価に響くじゃん。失敗したらどうせ怒るじゃん。ケアレスミスだって怒られるでしょ。失敗を忘れずにトライしようというところと評価制度とかと結びついてないんじゃないかなとか。
そういった仕組みから見直さないといけません。現場や社員さんが変化を嫌がると いう部分もトップの方から聞きます。
当然ですよね。今まで慣れてた業務が、じゃあ今度こういうやり方をするよって書いたら、それはそれは業務量負担増えますよね。
それは会社にとってはいいこと。でも、現場の事務の方からしたら迷惑な話かもしれません。 定時で上がれていたのが、残業が発生してしまう。もしくは、他の人に負担がしわ寄せが来てしまう。
ここの部分もやっぱり変化を嫌がるのを無理やり、今からdxを進めるからやってくれではなく、現場の人も楽になるわけじゃなくて、変化を楽しめるであって、ワクワクできるチーム作りをしてあげ、あとは社長も一緒に汗をかく。
現場の人にだけ負担を与えるのではなく、俺も頑張るんだから、私も頑張るんだから、みんなも一緒に頑張ろうよ。もしくは頑張った先にこういう未来があるんだから、ここ数ヶ月は大変かもしれないけど、乗り越えて次のステージ行こう。と いうお伝えをできるかどうか。ここが非常にDXが進むか進まないか1つのポイントかなという風に思います。
心苦しかった経験があるんですけれども、社員が会社を信用していない、そして社長が社員を信用していない組織も見ました。
1つ例を挙げます。静岡県東部の製造業の2代目予定の方とDXを進めたいと打ち合わせをしていました。その時に最後壁になったのが、「本当は、入れてうまくいくのがいいんだけれども、 これをやったら社員に変な知恵がついてしまう」と言われたんですね。
皆さんどう思いますか。山崎くんの言った通りにやったら、社員に変な知恵がついてしまう。僕はこれ、ほんと理解できなかったんですよ。変な知恵。変な知恵というか、知恵がつくことっていいことなのかなってずっと思ってたんですね。
その後何回かその方と話しててわかったことですけれども、製造業の世界に関しては、
社員さんの奪い合いなんですね。このデジタルを活用してこういうことができるってことがわかったら独立してやめてしまうかもしれない、 もしくは他のもっと条件のいい会社に転職してしまうかもしれないっていうことを、すごく危機迫るようにお話されたんです。
これって、え?なんでダメなのかな。みたいなことあったんですが、やっぱり独特な地域柄であったり、業種の閉塞感っていうのがあり、製造業はとにかく言われた通りにやってほしい っていうのが結構あって現実問題、社員さんを信用していないのかなという風に感じてしまいました。現場は現場の経営には経営の会社の力学が働いてるのでなかなか進まないなという風に思いました。
セールスフォースという営業支援のシステムがあります。
実際私がトムスの正社員として在籍していた時に「ヤマザキそのセールスフォース導入のプロジェクトやってくれ」と言われて東京の展示会に行き会社に導入しました。
結果は、1年後全く活用できずに解約することになりました。その時に被った損失は400万円。実際に始末書を書いて、400万円をパーにしてしまったんですけれども、その経験を経て、じゃあ、どうしたらツールを導入して、そのまま放置と ならないのかという知見を学ぶことができました。それによって、結果的にはさサイボウズのキントーンというツールに出会い小さく始めて、小さな成功を積み上げていくことが、大事だなということを経験として得て、自分の経験をクライアントさんに支援するというビジネスモデルが生まれたので400万円はかなり大きい投資、失敗だったんですけれども、その経験を皆様にはしてほしくないので、初めから、成功しなくて、小さく始めるということの大事さを感じました。
そして、全員一斉スタートである必要は全くないということです。私が支援したお客様で、小さなプロジェクトチームを作って、総務の3人から始めるですとか、営業チームの、このチームだけで一旦これやってみようかという風にしていって、そこでうまくいったのを、他の部署、他のチームに少しずつやっていくということが成功の鍵になるかなという風に感じました。ただ、管理されて、監視されていると社員さん、どんどんトライしろと言われても、何にもできません。ですので、皆さんの社員さんにもいると思いますexcel職人と言われるおばちゃんとかがいるかもしれません、例えば、パワポが得意だよと
いう人いると思います。そういう人たちに、ちょっとこれ任せるから、 ChatGPTを使ってうちのビジネス何かできないか?色々いじってみてくれない。っていう形で委任する。
こういったところも、1つ必要になるかなという風に思います。
ということでで今までのやり方、今までは、それが正解だったかもしれないんですけれども、そこを変えていくというところがdxツール、何を入れればいいというところではなくて、本質的な仕事のやり方を変える、そんなステップなのかなという風に思います。
まず、社内に匿名のアンケートとかとって今までのやり方に対して、どう感じてるのか。
会議では発しないけれど、心の中で思っている。もっとうちの会社はこういう風にしたら効率良くなるのに、もっとこうすればいいのにという思いをパートさんでもアルバイトさんでも派遣社員の方でもお持ちだったりします。これをまずアンケートで聞く。ここから、やっていただくことが多いです。そして、その中で、今のやり方を疑ってみる。
この請求書の紙PDFで済ませることができないか。この会議いるんだっけ。この会議、90分じゃなくて、30分で良かったんじゃない。疑ってみるというところ、これも無料でできますよね。
今、無料で使えるツール、SNSも含めてたくさんございます。名刺もですねデジタルで管理できる。社長様がまず自分でやれるところから、やるというところが、DXの初めの1歩になるかなという風に思います。
最後にこのメッセージで締めくくりたいと思うんですけれども、とにかく、社員の皆さんがちょっと試したくなるような環境を作るというのが経営者さんの役割なのかなというふうにdxの支援をしていて感じるところでございます。これをやれという指示ではなくて、 社員さんから声をあげてですね、やってみてもいいですかと、やらしてもらってもいいですかという声があげられるような、雰囲気作り、環境作り、 これが必要です。
そのためには、外部に仲間を作ったり、コミュニティを作るでもいいと思います。
DXについての社内での会話の量を増やす、そんな会社の雰囲気が作れたら1番いいのかな。という風に思います。
ご清聴ありがとうございました。
次に、会長、謝辞、大杉会長、よろしくお願いします。
山崎さん、今日は色々ありがとうございます。自分の印象としては、今の話を聞きながら思ったのは、DX=ウェルビーイングになり得る、 そんなようなことを思ったような次第です。社員が、自分のイマジネーションを使ってどんどん 成長していく、それを見るのは経営者としてやっぱり嬉しいことです。たまに裏切る人もいるんですけど。でも、それはそれで1つの人材育成だと思います。私はそのようなことを思いながらお話を聞かせていただきました。今日はありがとうございました。
2回お話ができるという大変貴重な機会をいただきまして、ありがとうございます。本日は「明日からできるDXの始め方」ということで皆さんに何か1つでも得て持って帰っていただいて明日から会社で1つでもやってみよう。という風になっていただけたら嬉しくご用意させていただきました。
自己紹介からお話させてください、ヤマザキと申しまして、SBS静岡新聞のグループ会社、マーケティング会社のトムスという会社の外部社員として 現在イベント登壇であったり、SNS発信を実名、顔を出しで行っております。個人的には2016年の夏に東京から地元にUターンをして帰ってきました。家庭では現在、7歳と5歳と2歳の3人の子供の育児をしております。
仕事としては、 地元の小さい会社、お店のマーケティングとDXの実装を支援するという、コンサルではなく自分たちでできるようになるお手伝いをするということをしております。また、株式会社ヤマザキスポーツという紺屋町に父から続いている、70年ほどの会社の事業承継を 2022年しましてこちらの代表を勤めております。元々は、スポーツ事業をしておりまして、体育施設であったり、体操着だったり取り扱ってたんですけれども、30年ほど前にお店は閉めて会社は休眠状態でした。私が独立をするというタイミングで事業承継をして、事業を転換してDXとマーケティングの支援という形で事業をしております。
簡単な事業内容としては、静岡マーケティングサロンという、20代、30代を中心としたマーケティングを学び合うコミュニティを現在110名ほどで行わせていただいております。先週の金曜日に静岡東邦会館のスクリーンを貸し切って、マーケティングプレゼン対決というものを催させていただきました。県内内外から、経営者の方が200名ほど集まりました。このような活動をしております。
また、DXの事業ではDXの人材の育成、 DX活用の支援というのをさせていただいております。マーケティングサロンはオンラインサロンと いう形でやっておりますが今日はDXがテーマですので、少し割愛をさせていただきます。
今回のテーマ、DX、デジタルトランスフォーメーションという言葉です。
皆さん、どういった印象を受けるでしょうか。皆さんも前回のあの短い時間で終わった後に自分たちの会社でこんなことやったよとか、実際こういうツール入れて今やってるよっていうお話を、何人かの方にしていただきました。やはり皆さんアンテナが高くて実行力のある経営者様だなという風に実感したことを覚えております。
デジタルを使って仕事のやり方を変えるというのを私は専門用語を使わずにDXの説明をしております。大事なことは、 仕事のやり方を変えること。このデジタルのっていうところよりもこのxの部分が大事だということをずっとお伝えしてきております。
その結果、皆さんデラックスに業績を伸ばす、成果を上げる。これが最終的な目的となることを忘れずに目の前の仕事をデジタル化するだけではそれは目的 ではなくて、手段となりますので、とにかく、今のやり方を疑って、業績を伸ばす。こちらがDXの本質かなと いう風に私は考えております。デジタルにこだわる必要はなく、デジタルをきっかけにして、先ほど、会長からご指摘ありました生成AIが、昨年非常に話題になりました。それもですね、きっかけの1つで、自分の今の仕事をAI使って、何か効率化できないかな。
もしくはある企業さんでは、AIを使ったワークショップを開いて、採用活動をしています。要は、AIと言うと学生の皆さん注目を集めていますので、採用活動の集客をする、、きっかけ、下心丸出しでいいと思います。きっかけとしてデジタルであったり、AIを活用して、とにかく業績を伸ばし、こちらにフォーカスするのがDXかなと思います。
今回、ロータリーの目的の中でDXを進めるというところが1つあるという風にお伝えいただきました。例えば、運営のスリム化であったり、 運営の負担を減らすためにペーパーレスをしたり、いろんなツールを使うというものがあります。ただその目の前の業務をデジタル化するだけではなくて、本質的に今やっていることってやる必要ある?というのを見直すというところをお話をよくさせていただいてます。
よくお話してるのが、IT化とデジタル化の違いの部分があります。
台湾のIT大臣のオードリータンという方が言っている言葉、非常に共感できるんですが、ITというのは機械同士をつなげるもので、デジタルというのはとにかく人が いるものだよという風に言われています。私もDXをやる意味としては、ツールを導入して業務の効率化をするというところに目が当てられがちなんですけれどももっと大事なことは、DXを取り組むことによって、今までやってきた仕事のこの普遍的な価値だったりやり方を、見直す。働き方、会社のあり方、これでいいのかな?お客さんとの対応、これが ベストなのかな?見直す、そのプロセスにこそ、本当の価値があると いう風にお伝えをしており、実行している企業は業績を伸ばしているという結果が出ていると思います。
本日1つの結論としてはコスト削減であったり、生産性向上というのが短期的な目標にはなるのですが、その先にあるのはそれによって実現する利益の増加、そして業績のアップ、もしくは先ほど言いました採用の部分。これまでの仕事を見直すことによってそこの成果を上げるということがDXだと思います。
DXの全体感っていうのを今お話をさせていただいたんですが、身近な事例というのをお持ちしてきました。
これが私の仲間でもあります上足洗でお花屋さんをやっております、花のある暮らし研究所というお花屋さんです。コロナ禍に独立をして、オープンをしております。
このお花屋さん、知ってるよっていう方、いらっしゃいますか。こちらのお店お花は売っているんですけれども、全部サブスクで受け取り放題となっております。コースが3つあり、2200円と、3300円、4500円と、松竹梅のコースございます。すごいのが、1日あたりの来店者数、 120人来るんです。もう毎日毎日、おばあちゃんであったり、お母さんであったり、おじいちゃんであったり、お花のブーケを取りに来れる、そういったコースがあるので、そこで来られる方がいる。
プラスα、例えばじゃあお祝い事があった時に、ここでお花を買ったり、あとは、開店祝いで、お花を送ったりすると。
ここが提供しているのはお花ではない。お花は1つのコミュニケーションの手段で、提供したいのは、日常に花のあるという暮らしを提供したいと いう思いで店名も含めて所長の中村さんが提供をしております。
元々のお花ビジネスモデルっていったところをやっぱり見直して、何か最新のツールを導入したというわけではありません。
サブスクリリプション、いわゆる月額型というビジネスモデルを導入をして新しいお花屋さんの形っていうのを提供しております。これは1つのDXの事例かなという風に思います。今までのお花屋さんのやり方を疑ってやり方を変える。
ここサブスクの会員さんは、お客さんとは呼びません、 研究生という風に呼ぶんです。、研究生の所長が店長さんで、研究生さんが自分たちでそこのサブスクで受け取ったお花をこんな風にいけましたとか、こんな風なアレンジをしてみましたっていうのを、instagramであげてくれます。
これを見た他のお友達だったり、フォロワーさんが、これどこのお花屋さん。っていう風に気になって、また会員になると。これがsnsマーケティングなんていう風に言われるんです。今まで商店街のお魚屋さん、八百屋さんとかがやってきた、いわゆる接客がsnsになりlineになったりしてるだけなんです。 なので僕の父親ともよく話をするんですけれども、昔の紺屋町の商店街どうだったとか、七間町ってどうだったっていう話をすると、やはりそこに行けば何かしら出会いがあり、何か買いに行くんじゃなくて、ただそこぶらぶらと歩きたい。それが今しづらい世の中になった中で、例えばこういうサブスクリプションというビジネスモデルを構築 することによってコミュニケーションを生むという活用をしております。
今実際に、ハパスというサービスを展開をして、上足洗エリアだけではなくて、例えば他のエリア、 静岡の駅の周りなどで、その連携するお花屋さんと同じようにブーケを受け取れるサービスを展開などしております。
このように何をやったらDXか。どのツールを使ったらいいかっていうことではなくて、今の経営課題が何で、それに対して、やり方っていうのを見直して新しい方法を模索する、のがDXなのかなっていう風に思います。
会社の現実みたいなところもお話しできたらと思います。今お話しした姿は理想なんですけれども、実際、組織の問題、人の問題、難しいよというところをよく直面してきました。社長は、どんどん失敗を恐れずやってみようという風に言うと思います。
ただ現場の社員さん、中間管理職の方は、いやいや、評価に響くじゃん。失敗したらどうせ怒るじゃん。ケアレスミスだって怒られるでしょ。失敗を忘れずにトライしようというところと評価制度とかと結びついてないんじゃないかなとか。
そういった仕組みから見直さないといけません。現場や社員さんが変化を嫌がると いう部分もトップの方から聞きます。
当然ですよね。今まで慣れてた業務が、じゃあ今度こういうやり方をするよって書いたら、それはそれは業務量負担増えますよね。
それは会社にとってはいいこと。でも、現場の事務の方からしたら迷惑な話かもしれません。 定時で上がれていたのが、残業が発生してしまう。もしくは、他の人に負担がしわ寄せが来てしまう。
ここの部分もやっぱり変化を嫌がるのを無理やり、今からdxを進めるからやってくれではなく、現場の人も楽になるわけじゃなくて、変化を楽しめるであって、ワクワクできるチーム作りをしてあげ、あとは社長も一緒に汗をかく。
現場の人にだけ負担を与えるのではなく、俺も頑張るんだから、私も頑張るんだから、みんなも一緒に頑張ろうよ。もしくは頑張った先にこういう未来があるんだから、ここ数ヶ月は大変かもしれないけど、乗り越えて次のステージ行こう。と いうお伝えをできるかどうか。ここが非常にDXが進むか進まないか1つのポイントかなという風に思います。
心苦しかった経験があるんですけれども、社員が会社を信用していない、そして社長が社員を信用していない組織も見ました。
1つ例を挙げます。静岡県東部の製造業の2代目予定の方とDXを進めたいと打ち合わせをしていました。その時に最後壁になったのが、「本当は、入れてうまくいくのがいいんだけれども、 これをやったら社員に変な知恵がついてしまう」と言われたんですね。
皆さんどう思いますか。山崎くんの言った通りにやったら、社員に変な知恵がついてしまう。僕はこれ、ほんと理解できなかったんですよ。変な知恵。変な知恵というか、知恵がつくことっていいことなのかなってずっと思ってたんですね。
その後何回かその方と話しててわかったことですけれども、製造業の世界に関しては、
社員さんの奪い合いなんですね。このデジタルを活用してこういうことができるってことがわかったら独立してやめてしまうかもしれない、 もしくは他のもっと条件のいい会社に転職してしまうかもしれないっていうことを、すごく危機迫るようにお話されたんです。
これって、え?なんでダメなのかな。みたいなことあったんですが、やっぱり独特な地域柄であったり、業種の閉塞感っていうのがあり、製造業はとにかく言われた通りにやってほしい っていうのが結構あって現実問題、社員さんを信用していないのかなという風に感じてしまいました。現場は現場の経営には経営の会社の力学が働いてるのでなかなか進まないなという風に思いました。
セールスフォースという営業支援のシステムがあります。
実際私がトムスの正社員として在籍していた時に「ヤマザキそのセールスフォース導入のプロジェクトやってくれ」と言われて東京の展示会に行き会社に導入しました。
結果は、1年後全く活用できずに解約することになりました。その時に被った損失は400万円。実際に始末書を書いて、400万円をパーにしてしまったんですけれども、その経験を経て、じゃあ、どうしたらツールを導入して、そのまま放置と ならないのかという知見を学ぶことができました。それによって、結果的にはさサイボウズのキントーンというツールに出会い小さく始めて、小さな成功を積み上げていくことが、大事だなということを経験として得て、自分の経験をクライアントさんに支援するというビジネスモデルが生まれたので400万円はかなり大きい投資、失敗だったんですけれども、その経験を皆様にはしてほしくないので、初めから、成功しなくて、小さく始めるということの大事さを感じました。
そして、全員一斉スタートである必要は全くないということです。私が支援したお客様で、小さなプロジェクトチームを作って、総務の3人から始めるですとか、営業チームの、このチームだけで一旦これやってみようかという風にしていって、そこでうまくいったのを、他の部署、他のチームに少しずつやっていくということが成功の鍵になるかなという風に感じました。ただ、管理されて、監視されていると社員さん、どんどんトライしろと言われても、何にもできません。ですので、皆さんの社員さんにもいると思いますexcel職人と言われるおばちゃんとかがいるかもしれません、例えば、パワポが得意だよと
いう人いると思います。そういう人たちに、ちょっとこれ任せるから、 ChatGPTを使ってうちのビジネス何かできないか?色々いじってみてくれない。っていう形で委任する。
こういったところも、1つ必要になるかなという風に思います。
ということでで今までのやり方、今までは、それが正解だったかもしれないんですけれども、そこを変えていくというところがdxツール、何を入れればいいというところではなくて、本質的な仕事のやり方を変える、そんなステップなのかなという風に思います。
まず、社内に匿名のアンケートとかとって今までのやり方に対して、どう感じてるのか。
会議では発しないけれど、心の中で思っている。もっとうちの会社はこういう風にしたら効率良くなるのに、もっとこうすればいいのにという思いをパートさんでもアルバイトさんでも派遣社員の方でもお持ちだったりします。これをまずアンケートで聞く。ここから、やっていただくことが多いです。そして、その中で、今のやり方を疑ってみる。
この請求書の紙PDFで済ませることができないか。この会議いるんだっけ。この会議、90分じゃなくて、30分で良かったんじゃない。疑ってみるというところ、これも無料でできますよね。
今、無料で使えるツール、SNSも含めてたくさんございます。名刺もですねデジタルで管理できる。社長様がまず自分でやれるところから、やるというところが、DXの初めの1歩になるかなという風に思います。
最後にこのメッセージで締めくくりたいと思うんですけれども、とにかく、社員の皆さんがちょっと試したくなるような環境を作るというのが経営者さんの役割なのかなというふうにdxの支援をしていて感じるところでございます。これをやれという指示ではなくて、 社員さんから声をあげてですね、やってみてもいいですかと、やらしてもらってもいいですかという声があげられるような、雰囲気作り、環境作り、 これが必要です。
そのためには、外部に仲間を作ったり、コミュニティを作るでもいいと思います。
DXについての社内での会話の量を増やす、そんな会社の雰囲気が作れたら1番いいのかな。という風に思います。
ご清聴ありがとうございました。
次に、会長、謝辞、大杉会長、よろしくお願いします。
山崎さん、今日は色々ありがとうございます。自分の印象としては、今の話を聞きながら思ったのは、DX=ウェルビーイングになり得る、 そんなようなことを思ったような次第です。社員が、自分のイマジネーションを使ってどんどん 成長していく、それを見るのは経営者としてやっぱり嬉しいことです。たまに裏切る人もいるんですけど。でも、それはそれで1つの人材育成だと思います。私はそのようなことを思いながらお話を聞かせていただきました。今日はありがとうございました。