クラブ週報

静岡中央ロータリークラブ ホームクラブ週報令和5年9月11日(月)【第1561回】例会

2023年度-2024年度
令和5年9月11日(月)【第1561回】例会

日時 2023年9月4日(月)18:00~19:00
会場 中島屋グランドホテル
ロータリーソング 我等の生業
ソングリーダー 望月会員
ゲスト
国際ロータリー第 2620 地区 ガバナー 中村 皇積様
国際ロータリー第 2620 地区 静岡第 3 グループ ガバナー補佐 阿部 裕之様
国際ロータリー第 2620 地区 地区副幹事 寺戸 常剛様

会長の時間
2023〜2024年度 会長 大杉 淳

先週は、第一生命の調査、「将来なりたい職業」から小中高の男女の6つのカテゴリーの中で小学生女子のパティシエを除くすべてのカテゴリーで会社員が1位であったとの報告をしました。会社員と言っても我々が思っている会社員像ではなく、生まれた時からあるデジタルを駆使して社会に貢献するサラリーマンになりたいというものでした。そのようなZ世代・α世代に答えるために我々経営者が考えなければならない人的資本経営、つまり人的資源の考え方がコストから事業活動における価値創造の源泉、企業成長のための投資に代わっていくという話をさせていただきました。

人的資本経営の定義は、「人材を資本としてとらえ、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のありかた」となっています。それならば、我々も、従業員を大切にしています。と思う方もいると思います。日本の企業は、伝統的に雇用の保証や福利厚生の充実で人に報いてきた歴史があります。しかし、これは、単なる労働条件の話です。

これからは、労働条件の満足から一歩踏み込んで個人の『Well Being』と会社のパーパスや中長期の経営計画をつなぎ合わせてマネジメントしなくてはなりません。個人の成長や価値観と会社の目標達成のベクトルを同一させ、意欲的に仕事に打ち込んでもらい創造性や生産性が高まることを促していくことが大切です。次回は、先ほど出てきた、個人の幸せ『Well Being』について、話をしたいと思います。

最後に、この第一生命の調査で、あなたのあこがれの人は誰ですか?という質問があります。すべての世代、男女問わずで、「お父さん・お母さん」だそうです。私の子供も成長してしまい、同じように思ってくれなくなるかもしれませんが、今を楽しみたいと思います。

幹事報告

・9月度、10月度プログラム報告
9月11日(月)ガバナー公式訪問
9月25日(月) 委員会開催日
10月2日(月)CF(奉仕プロジェクト委員会)
10月16日(月) 外部卓話(広報常任委員会)
10月23日(月) 委員会開催日

・その他
11月6日(月) CF(会員増強・財団米山常任委員会)
11月11日(土)2620地区静岡3グループ合同奉仕(三保海岸)

・9月度、10月度地区月行事、連絡事項
地区エンドポリオキャンペーン古着deワクチン 
9月17日(日)静岡中央ロータリーカップ 県ラグビー中学生大会
10月14日(土)15日(日) 地区大会

出席報告

担当:川島会員

会員数 53名
出席人数 26名
出席率 49.1%

スマイル報告

発表者:海野会員

会員からのスマイル 総額/23,000円

<ダブル>
本日はガバナー公式訪問です。中村ガバナー、阿部ガバナー補佐、寺戸地区副幹事をお迎えして歓迎スマイルします。

安藤幹事 稲垣副会長 大杉会長 望月威会員

<スマイル>
本日はガバナー公式訪問です。中村ガバナー、阿部ガバナー補佐、寺戸地区副幹事をお迎えして歓迎スマイルします。

海野会員 大村委員長 川島会員 川田会員 佐野耕会員 長嶋会員 藤田委員長 増田副会長 三浦副会長 溝口会員 望月康会員 山田委員長 依田会員 米澤副幹事

曾根田会員 9/10ラグビーワールドカップフランス大会、静岡市開催イベントに協賛ありがとうございました。
      9/17静岡中央ロータリーカップ中学生大会を4年ぶりに開催します。

※あいうえお順

ガバナー公式訪問

皆さま、こんにちは。本年度地区ガバナー職をお預かりしました中村皇積です。1年間どうぞよろしくお願い申し上げます。

前回の訪問から4年ぶりとなります。
当時、安間みち子ガバナーのもと、同行者としてお邪魔させていただきました。

例会に先立ち行われました会長幹事会で、大杉会長、安藤幹事より継続・前進・希望のキーワードのもと本年度の活動方針を聞き、今後の静岡中央ロータリークラブの活躍に期待致しています。
また、静岡中央ロータリークラブにおいては、2年間で会員数が37.5%も増えたと伺っています。
今日はその秘訣を聞かせていただくことも楽しみにしてまいりました。

今年1年間、世界中のロータリークラブとロータリー会員へ共有していきたいお話しがあります。
それは、本年度会長 ゴードン・マッキナリーさんから預かったメッセージです。

かつてのリーダーは、【ビジョンある行動は世界に希望をもたらす】と言いました。
ゴードン会長も【世界に希望を生み出そう】という言葉で同じ表現をされています。

そう、ロータリーのリーダーシップは、引き継がれ、時代に即して進化していくものなのです。
年度年度の会長テーマは、このようにビジョンを達成・推進するためのアプローチとして、その時々の時勢に即して示されます。
今こそ、希望を生み出す行動が求められています。

協議会では、ゴードン会長自ら、ロータリーが希望を生み出したストーリーを紹介されました。

あるとき、ゴードン会長はタイの村を訪れたそうです。皆様ももしかしたらご記憶があるかもしれません。
2004年の津波で何もかも流されてしまったその村では、ロータリー会員が家屋や集会所、保育施設、病院の再建にあたっておりました。
村に到着したゴードン会長の元に、1人の女性が近寄って、こちらの貝殻をプレゼントしてくださったそうでございます。
私も協議会で拝見をしましたが、大変綺麗なものでございました。

この貝殻は、彼女が30年以上大切になさっていたもので、津波のあった彼女にとって、数少ない所持品の1つでございました。
家を失い、家族を失い、生計手段を失い、生きる希望や理由すら見失っていたその女性は、村の復興のために行動するロータリアンの姿を見て、希望の光が見えたと、ゴードン会長におっしゃったそうです。

その感謝の印として、この貝殻をゴードンさんに受け取ってほしいと申し出たと聞いております。
この貝殻には、彼女のどんな思いが詰まっていたでしょうか。そして、私たちロータリアンにとって、この貝殻に勝る報いはあるでしょうか。

それから、青少年交換プログラムについてのお話です。
ビジョンと行動のストーリーとして、右近いろはさんの素晴らしい活動についてご紹介します。

彼女は、中学生の時に、ハンディキャップのある方々への支援活動に取り組んだそうです。

どうしてその奉仕活動に取り組んだのですか。という問いに対しての彼女の答えは、【私は奉仕活動がしたかったわけではありません。ただ、どのような背景事情がある方でも、自分らしく生きられる世界で輝ける社会になったらいいなと思ったんです。】とお話になりました。
私たちが言うところのビジョンを、彼女はすでに中学生にして心の中に持っておられました。

彼女が高校生になると、今度はロシアによるウクライナへの侵攻が始まりました。
それを受けていろはさんは今度は単身で隣国ポーランドに乗り込んだそうです。
【どうしても行かなければならない。なんとかしてあげたい。】そう繰り返して向かっていかれました。
いろはさんは、もしかしたらご自分の目で世界を眺めたかったのかもしれません。

さて、ゴードン会長は、私たちが共有するビジョンを示し、私たちの使命である平和への取り組みを呼びかけられました。
私たちのビジョンには2つの視点が含まれています。

一つは【世界で、地域社会で】、もう一つの視点は【自分自身の中】です。
ゴードン会長は、この両面において、希望を生み出す土壌となる平和への取り組みを強調され、世界に希望を生み出そうと示されました。

私たちは常に、内面に何かを抱えているものです。人に仕えるService、気遣い、寄り添うまごころ、Fellowshipは、私たちの最も得意とすることで、世界にも、私たちの内面にも穏やかな希望を生み出します。皆さまの活動全ての目標は希望を取り戻すことです。

私たちの任期は1年ですが、そのリーダーシップは綿々と引き継がれていくものでございます。
その継続とは、ただ単に同じことを思考を止めて考えることではなく、これまでのリーダーのアイデアや取り組み、先人の思いを一歩でも半歩でも時代に合わせて前進させることであると、ゴードン会長は仰っております。私たちが得意とすることを継続するとともに、変化に対してオープンで前向きになり、世界と自分自身の中に平和を築くことに力を注げば、私たちは、より平和で、より希望のある世界を築く手助けができます。

本年度、静岡中央ロータリークラブの皆さまは、この地域に、そして世界に、どんな希望を生み出していただけるでしょうか。
今年度の取り組みに希望を持ち、新たな可能性を見つけることを期待しています。

皆さまのご献身に感謝を申し上げ、公式訪問とさせていただきます。