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平成28年5月23日(月)

静岡ガス(株)執行役員
中井 俊裕 様

 


〜 電力自由化と静岡経済 〜


中井 俊裕 様
 今回「電力自由化」をした背景として、東日本大震災があり、電力事業をこれから変えていかなければならないということです。東京の電力を作っていたのは、ほとんどが福島と新潟でしたので、東京は大停電が起こりました。また、新潟県中越地震があったとき、一番初めに停電になったのは、東京電力の一番端に位置する富士市でした。その時みんな思ったことは、「中部電力から送ることができればよかった。」ということでした。日本国として「広域系統運用機関」というものを作って、送電線のネットワークを国が管理するようになればということで、2015年この機関ができました。

 これまで消費者は電力を買える会社を選べませんでした。その代わりに、電力やガス会社には「供給義務」とういものがありました。この縛りをなくすかわりに、誰でも業界に参入できるようになりました。これによって、買う側は選択できるようになりますが、買う人の責任も出てきます。
 電力会社には大きい仕事が3つあります。1つは「発電」電力を作ること、2つ目は「送電」電気を送る事、3つ目は「販売」電気を売ることです。今は一つの会社がやっていますが、これを分離させ既存の電力会社の解体をすることになります。

 東日本大震災より考えられてきたことで、大きくは電力のシステムを変えていくこと、ネットワークを広域的に運用する、小売部門を解放して、誰でも参入できるようにする、電力会社のシステムを解体すること、これらが、電力自由化の中に含まれることです。

 「電力自由化と静岡経済」ということで、何が言いたいかと言うと、皆さんも、電力事業にある程度関わることができます。電気というものの直接的な話ではなくて、こういう仕組みがあったらいいなとか、この分野で新しいことができるのではないかという事で、静岡に貢献できることがあると思います。

 

 

 

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