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平成27年6月8日(月)

静岡県 交通基盤部
港湾局局長
西園 勝秀 様

 


〜 清水港の未来を考える 〜


西園 勝秀 様
 1995年から、旧運輸省、現在の国土交通省に勤務しております。霞ヶ関界隈以外ですと、下関、札幌、福岡、この間まではジャカルタにおり、2012年から静岡に来ております。公務員ですが、途上国のプロジェクトに対する融資を行っている、国際協力銀行(JBIC)に勤めています。また、日本郵船にも出向いたしました。役人は何をしていても給料はもらえます。民間では当たり前ですが、日本郵船にいた時は「お前の給料は、お前で稼げ」と言われました。今私は、港湾局長という立場で、「国民の税金で働いているんだから、しっかりしなさいとはっぱをかけています。
 静岡に来る前3年間、保安対策の専門家として、インドネシアの運輸省に派遣されておりました。「最近インドネシア人に間違われることが多いのですが、こう見えても日本人です。でも私の心は、インドネシア人です。」とインドネシア語で挨拶しますと、拍手喝采で大変盛り上がります。現在のインドネシアは途上国のレベルは卒業しているかと思います。

 世界のクルーズ人口、特にアジアが大変増えてきています。富士山の世界遺産登録が一つの契機となっていますが、清水港へのクルーズ船寄港が増えてきています。世界遺産登録前は年間6隻程度でしたが、昨年は13隻となりました。今年は16隻までいく予定です。5月16日、ダイヤモンド・プリンセスという11万トン級の船が清水港に入りました。清水の港には6万人の見学者がきました。国交省が試算した数値では、1隻の寄港で6,400万円くらいの経済効果があるという事です。
 清水港には計算上、16万トンクラスまで入港できます。(世界で一番大きなクルーズ船は22万トン)横浜港、名古屋港には橋があり、高さ制限のため、7万トン程度の船しか入港できません。(橋の手前の埠頭に停船する)船が大きくなればなるほど、清水にとってはチャンスとなります。また、日本の三大美港(神戸・長崎・清水)と言われておりますが、世界遺産を有している港は清水しかなく、オンリーワン日本の最高美港だと言うことで、官民が連携して、観光のコンテンツを充実させ、世界を相手に売り出したいと思っています。

 

 

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